薬剤師が漢方薬をわかりやすく解説します。漢方薬を使ってみたいと思っているかた、これから漢方薬を勉強しようとお考えのかた、みなさんが薬局やドラッグストアで漢方薬を選ぶときなどに(薬剤師さんや登録販売者さんも、)参考にしてください。

大黄甘草湯(大黄甘草湯)





大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう):DKZT

市販薬も含め、一般的に広く利用されている便秘薬です。

大黄剤の基本処方であり、便秘に対する基本処方でもあります。

大黄甘草湯の出典

金匱要略(3世紀)

大黄甘草湯を構成する生薬

大黄(ダイオウ)
甘草(カンゾウ)

大黄甘草湯の適応症状

便秘(習慣性便秘)

吐き気、腹部膨満

  • 保険適応外の症状を含みます。
  • 上記の症状に応用が可能という意味であり、すべての症状が大黄甘草湯で治せる、ということではありません。

大黄甘草湯の使用のポイント

瀉下作用を有する大黄と、激しい大黄の瀉下作用を緩和させる甘草との組み合わせです。

よって、大黄の配合量が多いほど、甘草の配合量が少ないほど、作用が強くなります。

便がかたい、食欲あり、食べる量が多いなど、体力がある人に用いられます。

便を出し、消化管のはたらきを正常にすることで、膨満感や吐き気を解消させる効果もあります。

便秘の原因に応じて、他の漢方薬と組み合わせて使用できます。

便が硬いときは、芒硝を加えた「調胃承気湯」(ちょういじょうきとう)などが使われます。

大黄甘草湯の注意点

基本は、頓服として用いて下さい。(体質改善の効果はありません。)

単独で長期使用してると徐々に効果が悪くなってくることがあります。かえって便秘をひきおこし腹痛が強くなることもあります。

胃腸の弱い人では腹痛、下痢を起こすことがあります。

母乳中に大黄の成分が出ることで、まれに乳児が下痢をすることがあります。

妊娠初期、習慣性流産のある妊婦さんは服用を控えてください。

長期に使うときは甘草による副作用にも注意して下さい。

  • 用法用量や使用上の注意は、医師・薬剤師の指示、または添付文書の説明を守ってください。

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