薬剤師が漢方薬をわかりやすく解説します。漢方薬を使ってみたいと思っているかた、これから漢方薬を勉強しようとお考えのかた、みなさんが薬局やドラッグストアで漢方薬を選ぶときなどに(薬剤師さんや登録販売者さんも、)参考にしてください。

防已黄耆湯





防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

気虚の浮腫や関節痛に対する処方。

補気と、湿を除くはたらきがあり、それによって痛みや痺れ、浮腫を改善します。

防已黄耆湯の出典

金匱要略

防已黄耆湯を構成する生薬

黄耆(オウギ)
防已(ボウイ) ※木防已
白朮(ビャクジュツ)または蒼朮(ソウジュツ)
生姜(ショウキョウ)
甘草(カンゾウ) ※炙甘草
大棗(タイソウ)

防已黄耆湯の適応症状

関節炎、変形性膝関節炎、関節リウマチ、神経の痛み

腎炎、ネフローゼなどの腎疾患

多汗症、肥満症

皮膚炎、浮腫、陰嚢水腫、月経不順、妊娠腎

  • 保険適応外の症状を含みます。
  • 上記の症状に応用が可能という意味であり、すべての症状が防已黄耆湯で治せる、ということではありません。

防已黄耆湯の使用のポイント

体力がない、疲れやすい、汗をかきやすい、肥満で運動不足、水太り、ぽっちゃりタイプといった人向きの方剤です。

色白、筋肉が軟らかい、むくみやすい、体が重だるい、という特徴があります。

特に下半身の症状が多くみられます。(下半身が浮腫む、膝に水がたまる、下半身が冷えるなど)

水代謝が悪く、尿量が減少している場合に適します。

防已黄耆湯の注意点

体の余分な水分を除く作用によって体重が減る可能性はありますが、服用しておけば痩せられるというわけではありません。

皮膚が乾燥している、口が渇いている、というような時には適しません。

  • 用法用量や使用上の注意は、医師・薬剤師の指示、または添付文書の説明を守ってください。

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