薬剤師が漢方薬をわかりやすく解説します。漢方薬を使ってみたいと思っているかた、これから漢方薬を勉強しようとお考えのかた、みなさんが薬局やドラッグストアで漢方薬を選ぶときなどに(薬剤師さんや登録販売者さんも、)参考にしてください。

黄耆建中湯


黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)

小建中湯(しょうけんちゅとう)に、黄耆を加えたもの。

出典

金匱要略

組成

桂枝(ケイシ)
芍薬(シャクヤク) ※白芍
甘草(カンゾウ) ※炙甘草
生姜(ショウキョウ)
大棗(タイソウ)
膠飴(コウイ)
黄耆(オウギ)

適応症状

虚弱体質の改善、病後の体力回復、

多汗(汗をかきやすい)、息切れ

夜尿症、寝汗

腹痛、食欲不振、腹直筋の緊張

発疹、皮膚のびらん、アトピー性皮膚炎

慢性中耳炎、慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎

  • 保険適応外の症状を含みます。
  • 上記の症状に応用が可能という意味であり、すべての症状が黄耆建中湯で治せる、ということではありません。

ポイント

虚弱、虚労による諸症状を改善させる方剤です。

小建中湯を使うよりも、体力の衰えがみられるときに用いられます。

黄耆により、気を補って皮膚の機能を高める効果が加えられます。

汗や皮疹など、皮膚症状を伴うときに用いられることがあります。

注意

小建中湯に準じます。

長期間服用するときは、甘草による副作用に注意して下さい。

  • 用法用量や使用上の注意は、医師・薬剤師の指示、または添付文書の説明を守ってください。

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