薬剤師が漢方薬をわかりやすく解説します。漢方薬を使ってみたいと思っているかた、これから漢方薬を勉強しようとお考えのかた、みなさんが薬局やドラッグストアで漢方薬を選ぶときなどに(薬剤師さんや登録販売者さんも、)参考にしてください。

市販の漢方薬

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この商品も中身は実は漢方薬ですっていうものがあります。

どのような漢方薬であるのかを紹介します。(アイウエオ順)

※購入される際は、使用上の注意をよく読み用法・用量を守って正しくお使い下さい。

※主に漢方方剤に対する一般的な解説であって、商品を推奨したり効果を保証したりするものではありません。

アルピタン

五苓散(ごれいさん)

  • 五苓散は、体内の水分の偏在を調整する漢方薬です。
  • アルコールによる頭痛に対しても、水の巡り、循環を調節することで効いてきます。
  • 雨の日の頭痛など、気圧が影響する頭痛にも効果があります。
  • パッケージにはアルコール頭痛の文字を大きく書いていながら、説明書の用法用量には2才から服用可能となっています。
  • お酒による頭痛に限らず、水の代謝が悪い状態に幅広く使ってよさそうです。
  • むくみ、吐き気(水を飲もうとすると吐く)、めまい、水様性の下痢、車酔い、暑気あたりなど
  • 水分の偏在は、例えば、水分を摂っている割に尿量が少ない、むくみがあるのに口が渇く、ということが目安になります。
  • 五苓散について

アロパノール

【全薬工業】アロパノール147錠【第2類医薬品】

抑肝散(よくかんさん)

  •  抑肝散は、神経のたかぶりを鎮める漢方薬です。
  • 不安・緊張・イライラなどの神経症や、興奮して眠れないなどの症状に応用されます。
  • 小児の夜泣き、疳(かん)の虫、チック、歯ぎしり、まぶたのけいれんにも使われる処方です。
  • 小児から高齢者まで幅広く使えます。
  • 鎮静作用が期待できますが、睡眠剤や安定剤のように眠くなるわけではありません。
  • 加味逍遙散と抑肝散加陳皮半夏の違い

命の母ホワイト

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)+当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)+大黄+人参

ギャクリア

六君子湯(りっくんしとう)

  • 疲れやすい、食欲がないなど、胃腸が弱い人向けの、消化器の機能を高める働きのある漢方薬です。
  • 一般的には虚証タイプに使うことが多く、胃痛・嘔吐・みぞおちのつかえなどにも用いられます。
  • 通常の健康な胃は内容物を下に降ろそうとするので、胃の働きが正常になれば胃酸の逆流が起こりにくくなるということ。【第2類医薬品】ギャクリア10包
  • いわゆる逆流性食道炎の治療薬とは作用が全く違います。
  • 効果を感じるまで数週間くらい要する場合もあります。
  • 六君子湯の解説
  • 食欲不振に六君子湯(四君子湯との区別を含めて)
  • 六君子湯と茯苓飲の違い

コッコアポシリーズ

コッコアポEX錠

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

※太鼓腹。腹部に皮下脂肪の多い人向け。

  • 18種類の生薬を使った漢方薬「防風通聖散」です。
  • 普段から脂肪分や糖分の多い高カロリーの食事を好み、肥満になっている人に使われます
  • 食べ過ぎて弱った臓腑の働きを改善させて脂質代謝を促し余分な腹部の脂肪を減らします。
  • また体質が合えばふきでもの(にきび)にも効きます。
  • 腹部の脂肪が多い方の便秘にも効果があります。(下痢しやすい人は使えません)
コッコアポG錠

大柴胡湯(だいさいことう)

※腹部膨満感のともなう便秘体質の人向け。

  • イライラしたり怒りっぽい症状にも使われる漢方薬です。
  • ストレスなどがあり、わき腹からみぞおちあたりにかけて苦しい方など
  • 精神的なストレスで胃腸の動きが悪くなり、食べ物が胃腸内に停滞しやすく腹部膨満感がある人に適します。
  • 冷え症の人や、ふだんあまり元気のない人には適しません。
コッコアポL錠

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

※ぽっちゃりタイプ、水ぶとり体質の人向け。

  • 下肢や関節に水がたまりやすい、汗をかきやすいなどの症状のある人に適します。
  • 近くてもタクシーを使うような運動不足の中高年の女性に用いることが多いです。
  • 色白で疲れやすく、汗のかきやすい方の水ぶとり、むくみ、関節痛に効果があります。
  • ダイエットに防風通聖散か防已黄耆湯か

ストレージシリーズ

タイプG(下痢)

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

  • ストレスによる胃腸障害や口内炎、過敏性腸症候群の下痢などによく用いられる漢方薬です。
  • 緊張時や不安時などに、お腹がゴロゴロ鳴ってしまう(腹鳴)、吐き気やげっぷが増えるような方に適します。
  • 胃部(みぞおち)のつかえ感を除く作用があるので、つかえて食欲がない人、二日酔いで胸がつかえる、胸焼けする人なども使うことができます。
  • 腹痛の強い下痢には適しません。
  • 関連ブログ記事→胃がつかえて不快な吐き気・下痢に「半夏瀉心湯」
  • 半夏瀉心湯の解説
タイプH(はきけ)

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

  • 喉や食道あたりに、異物感、何か物が詰まったような感じがあり、咳払いをしても飲み込もうとしても改善しない、という訴えをされる方に用いられます。
  • 停滞している「気」の流れを正常にさせる漢方薬です。
  • ストレスのせいで、気分がふさぐ、呼吸が苦しくなる、咳が出る、吐き気がするという症状に対応します。
  • 性格的に几帳面な人、神経が過敏な人に合う感じがします。
  • 神経性胃炎、神経性嘔吐、食欲不振などでも使えます。
  • 半夏厚朴湯の解説
タイプI(胃痛)

安中散(あんちゅうさん)

  • ストレス性(神経性)胃炎、胃痛、胃酸過多症に用いられる漢方薬です。
  • 鎮痛作用と制酸(胃酸を中和する)作用のある生薬が配合されています。
  • お腹を温める薬なので、胃痛は冷やすと悪化し、温めた方がラクになるという方に適します。
  • 神経質な人、胃下垂でやせている人に合う感じがします。
  • 冷えによる腹痛または生理痛に「安中散」
  • 安中散について
タイプSA(スキン・アクネ)

清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)

  • 若い人(青年期)の充血した赤っぽいニキビによく用いられる漢方薬です。
  • 炎症を抑える、痒みを抑える、膿を出す、といったはたらきのある生薬が配合されています。
  • 温めると痒くなる場合に適します。
  • 主に顔や頭部の皮膚疾患に用いられることが多いです。
  • ニキビ以外でも発赤の強い湿疹、眼の充血、赤鼻などにも有効です。
  • ニキビ・吹き出物に「清上防風湯」
タイプSK(スキン・カサカサ)

温清飲(うんせいいん)

  • 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)と四物湯(しもつとう)を合わせた方剤です。
  • 皮膚の症状に対しては、皮膚の色艶がわるく、乾燥していて、赤みと痒みがある人に用いられます。
  • 黄連解毒湯の部分は、のぼせやほてり、イライラなどに対応します。
  • 高血圧気味の人や、更年期障害にも使われることがあります。
  • 黄連解毒湯の味は、苦いです。
  • 当帰や地黄によって胃腸障害が起こることがあります。
タイプZK(頭痛・肩こり)

釣藤散(ちょうとうさん)

  • 一般的には、中年以降、高血圧傾向の人の慢性的な頭痛、肩こりに対する漢方薬です。
  • ストレスがあって、早朝~午前中、頭重感が強いなどにも適します。
  • 頭痛のほか、イライラ感、めまい、耳鳴り、眼の充血など、主に頭部の症状に用いられます。
  • 効果を感じるまで長期間の服用が必要になることが多いです。
  • 慢性に続く頭痛に「釣藤散」
タイプZM(頭痛・めまい)

苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

大正漢方シリーズ

大正漢方胃腸薬

安中散(あんちゅうさん)+芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

  • すべての構成生薬が止痛効果をもっています。
  • 鎮痛健胃を目標にした胃腸薬になります。
  • 安中散はほとんどの生薬が身体を温めるので、甘いものが好きで、冷えを伴う胃痛の方によく適します。
  • ふだんから胃腸が弱く、慢性的に胃痛を感じている人に用いられます。
  • 生薬の内容的には、腹痛だけでなく生理痛にも使えそうです。
大正胃腸薬K

安中散(あんちゅうさん)+芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

  • 胃痛・胃酸過多・胃炎によく効く「安中散」に、鎮痛効果のある「芍薬甘草湯」を加えています。
  • 「大正漢方胃腸薬」に比べ、芍薬甘草湯の配合量が多く、鎮痛効果を高めているようです。
  • 胃の痛みや胃もたれ胃炎をはじめとする胃腸の諸症状の改善に効果があります。
  • 冷えによる腹痛、生理痛に安中散
大正漢方胃腸薬「爽和(さわわ)」

安中散(あんちゅうさん)+四逆散(しぎゃくさん)

  • 四逆散の配合によって、特にストレスによる胃腸症状(胃炎、胃痛、下痢など)を対象としているようです。
  • 四逆散は、精神的に緊張状態がある人の、抑うつ感、悪心、食欲不振などを改善します。
  • 四逆散は、柴胡・枳実・芍薬・甘草の4種類の生薬からなり、上記の「芍薬甘草湯」の要素も含んでいます。
  • 手足の冷えに「四逆散」(しぎゃくさん)
大正漢方胃腸薬〈内服液〉

五苓散(ごれいさん)+黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

  • 飲みすぎ、二日酔のむかつきに効果的に作用するドリンクタイプの胃腸薬です。
  • この2種の漢方薬の併用は、二日酔いの治療または予防に対して、ベストコンビであります。
  • 「五苓散」が、飲みすぎにより胃腸にたまった水、アルコールの排泄をうながし、「黄連解毒湯」が、アルコール、ストレスなどであれた胃粘膜を修復します。
  • 二日酔いのむかつきに「黄連解毒湯」




タケダ漢方便秘薬

大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)

  • 大黄と甘草の2つの生薬で構成される、便秘に対する基本処方です。
  • 少量から始めて、便の状態に応じて、用量調節しながら使います。
  • 連用は避け、便秘時に頓用するのが良いです。
  • 前日の夕~就寝前に服用すると、翌朝くらいにお通じが得られます。
  • 割線の入った錠剤です。
  • 便秘薬の基本「大黄甘草湯」が適するタイプは

チクナイン

辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)

  • 熱を冷まし、炎症や化膿を抑える生薬で構成されます。
  • 鼻の奥の炎症を鎮めながら膿を抑えて呼吸を楽にします。
  • 炎症性の鼻閉や、濃くて黄色い鼻汁のある鼻症状に適します。(もし薄くて透明の鼻汁の場合は、逆に温める方剤である小青竜湯などの方が良いでしょう。)
  • 鼻づまりに「葛根湯加川芎辛夷」か「辛夷清肺湯」か

ナイシトール

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

  • 体に脂肪がつきすぎた、いわゆる脂肪太りで、特におなかに脂肪がたまりやすい方、便秘がちな方に適しています。
  • ダイエット目的で使われる印象もありますが、基本的には肥満症で太鼓腹の人向きの漢方です。
  • 食べ過ぎて弱った臓腑の働きを改善させて脂質代謝を促し余分な腹部の脂肪を減らします。
  • 生活習慣などによる高血圧や肥満に伴うむくみ・便秘の改善にも効果があります。
  • ダイエットに防風通聖散か防已黄耆湯か

(漢方)ナイトミン

酸棗仁湯(サンソウニントウ)

  • 中枢神経を抑制し、鎮静・催眠作用を現し、精神不安を改善できる酸棗仁を主薬とした漢方薬です。
  • 仕事や家庭のストレスなどで心身が疲れている方に用いられます。
  • 疲れているのにかえって眠れないという不眠に使えます。
  • 寝つきが悪い、よく目が覚める、夢をよく見るなどの症状にも対応します。
  • 心身ともに疲れすぎて眠れない時に「酸棗仁湯」

ハルンケア

八味地黄丸(はちみじおうがん)

  • 八味地黄丸は、加齢に伴う主に下半身の機能低下に用いられる漢方薬です。
  • 排尿障害、腰痛、足腰の冷え・だるさなどがある場合に適します。
  • 体力の低下、下半身(足腰)の衰え、手足の冷えを伴う方の軽い尿もれや頻尿、残尿感、尿が出渋るといった症状を緩和します。
  • 基本的には、食前または食間の服用ですが、胃もたれを起こしやすい漢方薬なので、そういう場合は食後に服用した方がいいでしょう。
  • 内服液のほか、ゼリータイプも発売されています。

プリザ漢方内服薬

乙字湯(おつじとう)

  • 乙字湯は、日本で痔の治療のために考えて作られた漢方薬です。
  • 症状のあまり激しくない、軽度な痔(切れ痔、いぼ痔)に広く用いられます。
  • 便秘でなくても使えますが、どちらかというと便秘傾向の人向けです。
  • 胃腸の弱い人、下痢しやすい人は少量から使って下さい。
  • プリザシリーズの注入軟膏や坐剤タイプのものは漢方薬ではありません。
  • 「乙字湯」のキレ痔、イボ痔に対する効果とは
  • 乙字湯について

ボーコレン

五淋散(ごりんさん)

  • 消炎、利尿、止血、鎮痙鎮痛作用のある生薬を含みます。
  • 尿道や膀胱などの違和感、排尿痛、残尿感、頻尿などの症状を使われる漢方薬です。
  • 炎症を抑えたり、菌を押し流すはたらきによって症状の緩和が期待できます。
  • 膀胱炎、尿道炎の急性期には抗生物質で一旦落ち着くが、その後慢性化したり再発しやすい人に対応できます。
  • パッケージデザインからは女性用の薬のように見えますが、男性も服用できます。
  • 排尿痛、残尿感に「五淋散」(五つの淋とは)

ユリナール

清心蓮子飲(せいしんれんしいん)

  • 体力や気力の衰えがあり、疲れやすい人の、泌尿器症状に用いられる漢方薬です。
  • 頻尿や残尿感などの症状に用いることができます。
  • 全身に倦怠感があり、普段から口や舌が乾燥気味で、尿が出しぶりがちな方に適しています。
  • 精神状態が不安定だったり、不眠、神経質、イライラなど、精神的な影響からくる泌尿器の異常症状にも対応できます。
  • 非細菌性の排尿異常に「清心蓮子飲」(せいしんれんしいん)

ルビーナ

連珠飲(れんじゅいん)

 




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