参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん)と啓脾湯(けいひとう)が、

構成生薬は多少違うけれど、

効能は似ている、というお話。

 

 

両方とも、四君子(しくんしとう)を基本とする処方で

胃腸機能の低下(胃弱で小食の人)で軟便、下痢に用いる方剤です。

 

参苓白朮散の組成

党参・白朮・茯苓・甘草山薬・蓮子・陳皮・白扁豆・薏苡仁・縮砂・桔梗

 

啓脾湯の組成

人参・白朮・茯苓・甘草・山薬・蓮子・陳皮・沢瀉・生姜・大棗・山査子

 

「参苓白朮散」における

白扁豆・薏苡仁の利水効果を ⇒ 沢瀉へ

縮砂の止嘔効果を ⇒ 生姜へ

置き換えると、「啓脾湯」に近くなります。

 

やや参苓白朮散の方が、効果としては強いようですが、ともに

  • 食が細い
  • 疲れやすい
  • 痩せている
  • 栄養の吸収が悪くて太りたいのに太れない
  • ちょっとしたことで下痢をする
  • 不消化の下痢または水様性の下痢

というようなときに使えます。

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