温清飲=黄連解毒湯+四物湯

まず、

清熱剤の「黄連解毒湯」(おうれんげどくとう)と、

補血剤の「四物湯」(しもつとう)とを合わせたものが、

アトピー性皮膚炎に対してよく使われる「温清飲」(うんせいいん)という処方です。

 

黄連解毒湯 + 四物湯 ⇒ 温清飲

と、なります。

 

 

「温清飲」を含む方剤

そして、次にこの「温清飲」が基本になっている処方があります。下の2つです。

 

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
= 温清飲 +{(連翹・薄荷・柴胡・甘草)+(防風・荊芥・白芷・桔梗・枳実)}

と、

柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)[一貫堂方]
= 温清飲 +(連翹・薄荷・柴胡・甘草)+(桔梗・牛蒡子・栝楼根)

です。

 

そして、同じように皮膚に症状に用いる方剤に、「清上防風湯」があります。

清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
= 黄連解毒湯-黄柏 +{(連翹・薄荷・甘草)+(防風・荊芥・白芷・桔梗・枳実)}+川芎であり、

荊芥連翹湯に一見とても似ていますが、温清飲ベースではありません。四物湯の部分が抜けていることが分かります。

 

処方の足し引き

温清飲には、四物湯が入っているために、

時に、地黄(ジオウ)による胃腸障害が問題になります。

補血の作用を持ちながら、地黄が配合されていないものは?

そこで四物湯の代わりに、当帰芍薬散を用いてみるという手を考えると、

例えば

温清飲 - 地黄 ≒ 黄連解毒湯 + 当帰芍薬散

とか

荊芥連翹湯 - 地黄 ≒ 清上防風湯 + 当帰芍薬散

というような足し引きをすることが可能です。

 

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