茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)の副作用に腸間膜静脈硬化症

茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)において使用上の注意の、

副作用の項目に、「腸間膜静脈硬化症」が追加されました。

 

平成23年4月~平成26年5月の約3年2か月間で、

因果関係が否定できない副作用報告が4例とのこと。

年間推定使用者数は約1.3万人。

 

長期投与により、腸間膜静脈硬化症があらわれることがあるとされる、とのこと。

主症状としては、腹痛、下痢、便秘、腹部膨満感など(が繰り返しあらわれる)です。

 

 
平成25年には、

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

加味逍遥散(かみしょうようさん)

辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)

について、同じように腸間膜静脈硬化症が副作用欄に追記されています。

 

腸間膜静脈硬化症の副作用の原因

副作用の原因の一つとして、

共通して含まれる生薬が「山梔子(さんしし)」だということで

これの成分(ゲニポシド)が疑わしいと言われています。

 

長期に服用している場合に現れる副作用のようで、

目安として、5年以上服用している場合には注意が必要だということです。

(同じ漢方薬を5年以上継続することってよくあることなのかどうか分かりませんが・・・)

 

ちなみに

山梔子を含む処方には上記の他に、

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
温清飲(うんせいいん)
清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)
加味帰脾湯(かみきひとう)

などがあります。

一応、これらの漢方薬を長期間服用している方は、

定期的に大腸内視鏡検査を受けられることをお勧めします。

 

しかしながら、山梔子を含む漢方薬の中でも、腸間膜静脈硬化症の副作用の報告がないものもあります。

今のところ、山梔子が疑わしい、というだけであって、

原因が山梔子だと断定されているわけではありません。

 

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