承気湯という名のついた処方がいくつかあります。

調胃承気湯(ちょういじょうきとう)
大承気湯(だいじょうきとう)
小承気湯(しょうじょうきよう)

これらをまとめて承気湯類(じょうきとうるい)と言ったり、三承気湯と言ったりします。

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)もあります。

これらの名前に共通する承気(じょうき)とは、、、のお話です。

 

 

承気の由来は、これらの漢方薬を使えば、「気(き)を承る(うけたまわる)」ことにつながることから名づけられた、と言われています。

「気」とは、この場合「胃の気」のことで、

「胃の気」とはつまり「胃の機能」のことと考えます。

胃の本来の機能は、まず口から取り入れた飲食物を受け入れること(=食欲に関わる)、

そして、飲食物を小腸の方へ送り、消化を促進させることです。

気を承るとは、要するにこの胃の働きを取り戻すことができる、ということだと考えられます。

承気湯類といわれるものには、胃腸の中の熱を排泄する生薬が入り、それによって、胃腸の働きを正常にし、飲食物が胃腸内に滞ったり、胃腸が閉塞したりするのを除く、という共通の作用があるわけです。

 

「桃核承気湯(とうかくじょうきとう)」をみてみますと

構成生薬は、大黄・芒硝・甘草・桃仁・桂枝の5つ。

このうち、大黄・芒硝・甘草は、調胃承気湯(ちょういじょうきとう)と共通の組み合わせですので、

調胃承気湯 + (桃仁・桂枝) = 桃核承気湯 となります。

桃仁(とうにん)と桂枝(けいし)というのは、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)をはじめ、婦人科で使う漢方薬によく含まれている組み合わせです。

生理不順や生理痛、のぼせ、イライラなどに効果があります。

ですが、やはり、調胃承気湯を含んでいる漢方薬ですので、便秘やお腹の張りの症状がある、というのを前提にして使う漢方薬だというのが分かると思います。

 



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