「大黄甘草湯」とは

便秘に使う漢方薬の中で、最も基本の漢方薬であります。

「大黄甘草湯」(だいおう・かんぞう・とう)です。

含まれるのは、大黄(だいおう)と甘草(かんぞう)の2種類の生薬のみです。

・大黄(だいおう)には、便を下す(くだす)作用があります。

・甘草(かんぞう)は、逆に大黄の下す作用の行き過ぎを抑える働きがあります。

だから、配合されている大黄の量が多いほど下剤としては強力になりますし、

甘草の割合を増やすことで作用は緩和されます。腹痛や下痢の副作用を起こしにくくしています。

 

便秘薬としてよく使われている漢方薬ですが、

慢性的な便秘体質の方に使って体質の改善をさせるようなことまでは期待できません。

 

基本的には、便秘のときに「とんぷく」する漢方薬です。

 

生薬が2種類の単純な構成の漢方薬なので、

ほかの漢方薬を使いながら、大黄甘草湯を上乗せして使うということが可能です。

 

市販薬の【第2類医薬品】タケダ漢方便秘薬も「大黄甘草湯」です。

 

 

「大黄甘草湯」の適するタイプ

「大黄甘草湯」がよく適するのは、

便が硬くて便秘になるとき。

胃腸の中に熱がこもり、

便が乾燥し、便秘になりやすい人です。

大黄(だいおう)は熱を冷ます作用がありますし、

甘草(かんぞう)には潤す作用がありますので、大黄甘草湯は適します。

 

胃腸に熱があるタイプ、とうのは・・・

・若年者

・食欲があり、食べる量が多い

・食事中に汗をかく

・水をよく飲みたがる

・お酒を飲むと食欲が増したり、元気になる。

・体格的にはガッチリ型

・のぼせ

などの方の便秘にみられます。

また、胃の熱が体表に及ぶと、にきびや吹き出物など、皮膚の炎症の症状が現れることがあります。

 

しかしもし上記に当てはまらない時でも、

大黄甘草湯はシンプルな便秘薬の基本となる漢方薬なので、

試しでまず使ってみて、効果をみてみる、ダメなら他のに変更する、

という使い方でも構わないと思います。

 

でも、はっきりとあきらかに胃腸の弱い、という人では、

下痢や腹痛を起こすことがあるので使えません。

  関連コンテンツ

スポンサーリンク