大承気湯(だいじょうきとう)は、大黄甘草湯や、調胃承気湯に比べると、便秘薬としては強力なものです。

大黄甘草湯や、調胃承気湯を使用するか、

大承気湯を使用するか、

便秘の症状に応じて使い分ける必要があります。

 

 

「大承気湯」の構成は、大黄・芒硝・枳実・厚朴です。

 

大承気湯が適応となるのは、

上腹部のつかえ・・・(痞)

腹部の膨満感・・・(満)

便が乾燥し硬い、口・舌の乾燥・・・(燥)

便の停滞・炎症性反応・・・(実)

の4つが代表的な症状になっています。

 

『傷寒論』においては、陽明病に出てくる処方です。

感冒など発熱性の疾患で、

高熱が数日間か続き、

体液が消耗し、胃や腸が乾燥し、

便が硬くなって、出にくくなり、

腸内に熱がこもっている。

腹部膨満の苦しさにもだえたり、

熱でうなされたりします。

 

便秘以外の不眠や興奮などの神経症に対しても

大黄や、厚朴が対応します。

 

以上のような、発熱したときの便秘や、

または

食べ過ぎで、腹部がつかえ、熱が出たときなどに

大承気湯が使えます。

高血圧の方、イライラしている人の便秘に使われることもあります。

 

やはり、頓服として用い、便通があればすぐ使用を止めます。

 

胃腸が冷えていることによる便秘には使いません。脾虚(脾胃虚寒)であれば、桂枝加芍薬湯や、人参湯などです。

 



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