痰飲は、主に「脾」・「腎」・「肺」などの「陽虚」によって水液の流れがわるくなり、

体内に水液が停滞することが原因で生じ、さまざまな症状を起こします。

 

これを治療するときには、まず、

痰飲(水飲)は陰邪であるので、

基本的には温薬(あたためる薬)を使うのが原則とされいます。

そして

脾虚など、「虚」の部分を補ってあげる生薬が配合されます。

この原則で代表的な方剤には

「苓桂朮甘湯」(りょうけいじゅつかんとう)があります。

 

 

「五苓散」(ごれいさん)は、

水分代謝の異常があるときに使いますが、

こちらは利水作用がメインの方剤で、補う作用は弱い。

急性的な症状に適しますが、

慢性的な水液の停滞を解消するため(体質改善)には「苓桂朮甘湯」の方がいいです。

 

脾の陽虚で、めまい・動悸などに「苓桂朮甘湯」(りょうけいじゅつかんとう)

腎の陽虚に「八味地黄丸」(はちみじおうがん)

痰飲が原因の食欲低下に「茯苓飲」(ぶくりょういん)

吐き気・嘔吐に「小半夏加茯苓湯」(しょうはんげかぶくりょうとう)

咳や鼻水など(表証)がみられると「小青竜湯」(しょうせいりゅうとう)や「苓甘姜味辛夏仁湯」(りょうかんきょうみしんげにんとう)

などを用いることができます。

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