麻黄湯(まおうとう)

構成生薬は、①麻黄②桂枝③杏仁④甘草の4種類。

比較的シンプルな構成ですが、そのため効き目もシャープです。

比較的シンプルに解説します。

 

 

『傷寒論』に登場します。

汗なく、悪寒とその後に発熱があり、

頭や体が痛く・咳するときに使います。

 

①麻黄+②桂枝の組み合わせは、葛根湯(かっこんとう)と共通しています。

桂枝単独では発汗作用が弱いですが、

麻黄が加わることで発汗作用が増強されます。

ですので、桂枝湯が適するような、

すでに汗が出ているときに使えば、発汗が過剰になり、

逆に体力が落ち、症状が悪化する危険があります。

 

③杏仁も体を温めますが、発汗作用はありません。

しかし、③杏仁+①麻黄の組み合わせで、咳を止める作用があります。

 

④甘草は作用の調和に働き、発汗過多による消耗を防ぎます。

 

汗が出るまで服用し、汗が出て熱が下がり始めたら、麻黄湯の役目は終わりです。

 

カゼの初期以外にも、

インフルエンザや気管支炎にも(冒頭の方に書いた症状が当てはまれば)使用されます。

 

コラム⇒風邪(カゼ)に効果的な漢方薬3種!特徴と使い方

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