五虎湯とは

「麻杏甘石湯」(まきょうかんせきとう)の、4つの生薬(麻黄・杏仁・甘草・石膏)に、もう一つ桑白皮(ソウハクヒ)という生薬を足したものが、五虎湯です。

「ごことう」と読みます。

五虎湯=麻杏甘石湯+桑白皮

 

桑白皮にも、鎮咳と、気管の熱や炎症・浮腫を去る作用があります。

よって桑白皮を加えることで、麻杏甘石湯の効力が強められていることになります。

基本的には、麻杏甘石湯と同じで、

肺の熱があるときに適応し、

顔を真っ赤にしながら咳き込むような、激しい咳のときに用います。

肺の熱があるとき、というのは、熱の症状、つまりは

熱感、
口渇があり、
咳の発作のときは汗が出るようなときです。

痰が多いときは、「二陳湯」(にちんとう)を合わせて使えます。

 

 

桑白皮(ソウハクヒ)について

桑の白い皮と書くように、

クワ科・マグワの根の皮であり、皮は薄くて内側の白いものが良品とされています。

桑の葉は、養蚕(カイコから絹糸を生産するため)用のカイコが食べる植物として有名なものです。

地図記号:桑畑

 

←桑畑の地図記号

 

桑白皮には、肺の熱(炎症)を鎮めて、咳を抑える作用があります。また利水作用があります。

消炎・鎮咳・去痰の効果を利用して

五虎湯、または清肺湯に配合されています。

 

麻杏甘石湯は冷えの強い人には使えません。

桑白皮もまた、冷やす作用の生薬なので、五虎湯も同様に注意する必要があります。

 

一方、桑白皮には甘味があるので、

小児に対しては、麻杏甘石湯に比べ、五虎湯の方が好まれます。

 

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