「荊芥連翹湯」(けいがいれんぎょうとう)は、

一貫堂医学における青年期の「解毒証体質」に用いる、とされている方剤です。

現代の言葉にすると、炎症を起こしやすい「アレルギー体質」に似ていて、

皮膚の新陳代謝が悪く、カサついたり、炎症を繰り返すので、一般に皮膚が浅黒くなるといわれています。

「荊芥連翹湯」は、この体質を改善するために使われます。

いわゆる解毒の効果のある生薬が配合されています。

(「解毒」の意味はこちらをご参照ください)

 

 

構成生薬が多いのでおおまかにだけ解説します。

四物湯+黄連解毒湯の「温清飲」(うんせいいん)をベースにしています。

四物湯 → 補血

黄連解毒湯 → 熱毒を鎮める

防風・荊芥・薄荷・白芷 → 痒みを抑える

連翹・甘草 → 肝臓の解毒作用を高める

桔梗・枳実 → 排膿

薄荷・白芷 → 鼻の通りをよくする

 

体内の熱を冷ます生薬の配合が多く、

熱が身体にこもっていることが原因で、足裏や手の平に汗をかきやすいと訴える場合に適します。

 

柴胡・桔梗が配合されると、薬物は体の上部へ作用しますので

頭部や顔面部の症状に対して効果が出やすくになっています。

というわけで、

慢性化した鼻炎、蓄膿症、中耳炎、扁桃炎

または、ニキビ、湿疹、アトピー性皮膚炎など

幅広く応用されています。

 

ちなみに『万病回春』に載っている同名の「荊芥連翹湯」には、

地黄・黄連・黄柏・薄荷が含まれません。

 

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