思春期や青年期にみられるニキビに使う漢方薬として

まず挙げられるのが、「清上防風湯」(せいじょうぼうふうとう)です。

防風が主薬の生薬になっていて、体の部の熱をする(炎症を除く)働きをします。

若くて、体力のある人で、

赤ら顔、または発疹に赤みがあり、熱感や痒みがあるような炎症性の皮膚の疾患、

実証か虚証かでいうと、「実証」のニキビに使われる方剤です。

 

清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)[漢方薬](第2類医薬品) 肌荒れ、にきびに!

 

少し遠回しな説明になりますが、

「荊芥連翹湯」(けいがいれんぎょうとう)という、頭部や顔にみられる炎症や皮膚疾患に対して使われる薬(清熱剤)があります。

構成生薬が、、、

黄芩・黄連・黄柏・山梔子・・・(黄連解毒湯)
当帰・芍薬・地黄・川芎・・・(四物湯)

連翹・薄荷・防風・荊芥・白芷・桔梗・枳実・甘草・柴胡

となっていまして、

黄連解毒湯+四物湯、つまり「温清飲」(うんせいいん)をベースにしている方剤です。

このうち、

太字になっている生薬のみを抜き出して、残りを除いたもの、

黄芩・黄連・山梔子
川芎
連翹・薄荷・防風・荊芥・白芷・桔梗・枳実・甘草

これが、

「清上防風湯」です。

 

 

余計な生薬が引かれていて、

熱を冷ます、炎症を抑える、排膿させる、皮疹を発散させる

などの効能の生薬のみで構成されている、

というように考えると、

ニキビだけじゃくアレルギー体質の改善などにも使われる「荊芥連翹湯」と比較すると、

「清上防風湯」の方は、

皮膚の疾患(化膿症)を治療するために特化した方剤だと言えます。

主に、身体の上部の炎症に効果があります。

よって

青年期の実証のニキビ、赤い炎症性のニキビに、よく使われています。

 

脾胃に対してフォローする生薬は入りませんので、

胃腸の弱い人には注意が必要です。

 

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