「胃苓湯」(いれいとう)としての方が使う機会が多いのかも知れませんが、

「胃苓湯」から、「五苓散」(ごれいさん)の部分を除いたものが「平胃散」(へいいさん)です。

 

飲みすぎ食べ過ぎ、または生ものや冷たいものの摂取で、

腹部膨満感、胃もたれ、悪心を起こした時、「平胃散」が使われます。

「胃苓湯」は食あたりによる下痢に対して応用されますが、「五苓散」を除いた分、下痢を止める効果は当然弱くなります。

 

 

では、「平胃散」の構成生薬

蒼朮・厚朴・陳皮生姜・大棗・甘草の6つです。

 

比較のために「四君子湯」の構成生薬を書きますと、

人参・白朮・茯苓生姜・大棗・甘草の6つです。

 

「四君子湯」のように、補気の生薬を入れて胃腸虚弱を補うのではなくて、

「平胃散」は、理気作用の生薬で、蠕動運動の調整を期待する構成です。

蒼朮・厚朴・陳皮はどれも芳香があり、食欲も改善されます。

 

よって、もともと胃腸が弱いわけでもない人が、

食べ過ぎなど何かをきっかけに、

胃もたれ・悪心・胸やけ・膨満感などの胃腸障害を訴えた時に、使えます。

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