人参湯(にんじんとう)

別名を理中湯(りちゅうとう)

または、蜂蜜で丸剤とした場合、理中丸(りちゅうがん)といいます。

 

理=治める、中=中焦(消化器)という意味合いで、

消化器機能の低下を治す薬というものです。

 

 

消化器の働きが悪い状態になると、

食べ物がきちんと消化吸収されず、

エネルギー(気)が生まれないため、

結果、手足が冷えやすくなります。

 

もともとの体質が虚弱な場合もそうですが、

冷たい飲食のとりすぎや、冷えた環境によっても起こり得ます。

 

人参湯の構成生薬は、

人参・乾姜・白朮・甘草の4種類のみ。

気を補う「人参」と、

消化器や体全体を温める「乾姜」が入る基本処方です。

(余談ですが人参と乾姜との組み合わせは大建中湯とも共通です)

 

人参湯が適するような、消化器が冷えている時の特徴

  • 軟便、下痢、(ベトベトの泥状の便)
  • 口の中に薄い唾液があふれてくる、
  • 暖かい飲み物を好む(しかし口の渇きはない)、
  • 尿は色が薄くて多い、

などがあります。

 

冷えが強いときは、

桂枝や、附子が加えられ、

桂枝人参湯や、附子人参湯(附子理中湯)として使われます。

 



 

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