温胆湯(うんたんとう)は

不安感が強い、

見た目にもおどおどしている、

ちょっとしたことに驚きやすい

というのが特徴で、

不眠・動悸があるときに使える処方です。

 

 

構成生薬からみまして、

温胆湯 = 二陳湯 + 竹筎・枳実・大棗

という見方で考えますと、、、

 

二陳湯の適応症状としての、

胃の機能低下で、水分(津液)の停滞がまずあります。

 

ストレスによる気の滞りが原因でも津液の流れが止まり、

停滞した津液が濃縮すると痰濁が形成され、

時間の経過とともに、痰熱が生じ、

これがこころ(心神)を乱しているような状態になる、

という、複雑な状況です。

 

温胆湯の適応する、痰熱が心に影響したときの症状として、

「怖い夢をよくみる」というのも特徴的です。

 

温胆湯の「胆」のお話をこちらも参照ください。

 

自律神経系の興奮による熱証が生じれば、

いらいら、口が苦いなどの症状がみられることもあります。

 

  • 竹筎は、脳の興奮性、自律神経系の興奮をしずめる、
  • 枳実は、胃腸の蠕動を助けて、気をおろす、
  • 大棗も、消化吸収を助けるとともに、鎮静的に働きます。

 

いらいら・のぼせなどの熱症状が強いときは、

黄連を加えられることがあります。

 

温胆湯と同じような方剤で、

竹筎温胆湯がありますが、

次回へつづけます。(→竹筎温胆湯のお話はこちら)

 

※温胆湯は、教科書によって、(または原典によって)
茯苓・大棗・生姜などの生薬の組成が異なります。
詳しくは書きませんが、ご理解くださいませ。

 

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