柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)

もともとは、発熱性疾患、カゼが慢性化してしまったときの方剤ですが、

柴胡剤として、肝気うっ血にも用いることができる構成内容になっていて

神経過敏な人の不眠症にも有効です。

 

寝つきが悪い、考え事をして眠れないというのは

漢方的に簡単に説明すれば、「気」の流れが悪い状態です。

交感神経の緊張過多は、肝気うっ血と関連します。

 

 

柴胡桂枝乾姜湯の構成生薬は

柴胡・黄芩・桂枝・乾姜・天花粉・牡蛎・(炙)甘草です。

 

柴胡・黄芩・牡蛎という鎮静効果を期待できる生薬が含まれます。

柴胡が自律神経を調整し、黄芩・牡蛎は興奮性を鎮めます。

桂枝ものぼせなどの気逆の症状に有効です。

 

柴胡・黄芩は、寒性で、燥性でありますが、

桂枝・乾姜の温性と、

天花粉・甘草の滋潤性で補われてあります。

 

体力のない、いわゆる虚証タイプに用いる処方とされています。

 

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)の証で、

痩せ、冷え、下痢、など

虚証の傾向が多い場合によく用いられます。

 

コラム⇒漢方薬・生薬認定薬剤師が、「不眠症に効く漢方薬」を一挙紹介

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