頭が冴えて眠れないときの黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

それと良く似た処方で、不眠に使えるものとして、

三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)があります。

 

(先に黄連解毒湯のお話をこちらからどうぞ)

 

黄連解毒湯 = 黄連 黄芩 黄柏 山梔子

三黄瀉心湯 = 黄連 黄芩 大黄

 

どの生薬にも、熱を冷ます作用があり、

神経の興奮状態を鎮静化するのにはたらきますが、

 

黄連解毒湯の、「黄柏・山梔子」が、

「大黄」に入れ替わったのが、

三黄瀉心湯です。

(ただし、各生薬の分量はメーカーごとに差があります)

 

 

では、

大黄の含む三黄瀉心湯の特徴について。

 

大黄にはまず、瀉下作用があります。

ですので、便秘のとき

単純に、黄連解毒湯よりは、大黄の含む三黄瀉心湯の方が良いです。

(大黄が含まれるから便秘薬というわけではありません。)

 

さらに、大黄(のタンニン)には、

向精神薬とは異なる機序で、

精神を安定させる作用があることが分かっています。

 

基本的注意として、

大黄を含む三黄瀉心湯は、完全に、実証向きの薬です。

 

※三黄瀉心湯に配合される大黄の量は多くはないので、
便秘のないときでも使うことはできます。
が、胃腸をフォローする生薬が配合されていないため、
あきらかに胃腸虚弱の方には適しません、ということです。

 

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