「升麻葛根湯」(しょうまかっこんとう)の話です。

構成生薬は、升麻・葛根・芍薬・甘草・(生姜)。

処方名は、一見、「葛根湯」に升麻を加えたようなものにも感じられますが、違います。

処方の主役が、升麻と葛根の2つである、ということです。

葛根湯のように、桂枝も麻黄も大棗も含まれてはいません。

 

 

保険適用症には、感冒の初期・皮膚炎となっています。

が、もともとは、麻疹(はしか)に対する処方です。

麻疹の初期で、まだ発疹が十分にあらわれていないときに用いて、

発疹を早く出させて、経過を短縮させます。

「透疹」といって、これが升麻と葛根の配合されている主目的です。

 

升麻と葛根は、軽度の発汗作用による解熱の効果もあります。

升麻は、粘膜の抗炎症作用があります。のどの腫れや痛みに対する効果があります。

その他

甘草は、抗炎症作用を補助、

芍薬は、発汗過多を抑制、

生姜は、胃腸障害を予防します。

津液を消耗するおそれの少ない処方です。


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