朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)と、

朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)

構成生薬の違いは、

桂枝⇔乾姜だけですが、

使える状況は異なってきます。

 

苓桂朮甘湯 = 茯 枝 白 

苓姜朮甘湯 = 茯 乾 白 

 

ともに、茯苓・白朮という利水薬を含む処方で、

「水」(すい)がうまく循環せず停滞した状態(水滞)に用いられます。

また、両方とも体を温める生薬で構成されています。

 

 

苓桂朮甘湯の特徴

桂枝が「気」をめぐらせ、

体の上部への血行をつよめるので、

水滞の症状が、上半身に現れたような

めまい、ふらつき、立ちくらみ、頭痛など

の症状に使う処方になります。

このような症状の時、

身体を循環する水分量の減少があるために、

尿量は減少の傾向があります。

 

苓姜朮甘湯の特徴

乾姜が、消化器を温め、冷えをとるので、

水滞が、腰部または腰以下の下半身にあり、

腰が冷えて、重だるい状態に使う処方になります。

このような症状の時では、

循環水分量の減少はなく、

冷えで発汗も少ないため

尿量は多くなる傾向があります。

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