打撲、捻挫による腫れや痛みに使われる「治打撲一方」(ぢだぼくいっぽう)。

日本で江戸時代に誕生した処方です。

構成生薬は、

川芎・樸樕・川骨・桂枝・丁子(丁香)・大黄・甘草であり、

中国生まれの方剤には通常見られない、「樸樕・川骨」という日本特有の生薬が含まれています。

 

 

樸樕(ボクソウ)は、クヌギまたはその近縁の植物の樹皮で、解毒、消炎の効能があると言われています。(ツムラの)「十味敗毒湯」(じゅうみはいどくとう)にも入っています。

川骨(センコツ)は、日本の沼地や小川に自生する水生のコウホネという植物の根茎で、止血作用、調経作用があると言われています。

 

 

打撲などが原因で流れの滞った血も、「瘀血」と考えます。

樸樕・川骨も、瘀血を除き、痛みを鎮めるはたらきをしています。

川芎が合わさり、駆瘀血の作用が強まり、血を巡らせて、うっ血を除いて、瘀血による痛みが改善されます。

桂枝・丁子も血行を良くします。

 

駆瘀血の作用がメインで、

清熱にはたらく大黄は少量で、

その他に涼血の作用の生薬は入っておらず、

桂枝・丁子の温めて気の流れをよくする生薬を配合してあります。

よって

急性期の赤く腫れているときというよりは、

少し日が経過したあとの熱感のない、うっ血性(内出血)の痛みの残った状態に対しての方が適します。

 

大黄が含まれますがこの場合、清熱と駆瘀血の目的で配合されていて、配合量は少なく、緩和させる甘草も入りますので、この方剤での瀉下作用は弱いと考えられます。

 

【第2類医薬品】チーボック「コタロー」(治打撲一方ぢだぼくいっぽう)180錠)【4987301026068…

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