歯痛に対する処方として「立効散」(りっこうさん)があります。

構成生薬は、

細辛・防風・升麻・竜胆(草)・甘草です。

 

細辛・防風・升麻はどれも鎮痛作用があります。

なかでも細辛は鎮痛効果のつよい生薬です。

竜胆・甘草は、消炎の働きがあります。

したがって、鎮痛・消炎のための処方となっています。

 

 

特に口の中の痛み対して効果があると言われ、

歯痛、抜歯後の痛みに対しては、服用する際、

しばらく口に含んで局所に浸潤させるようにすると、

細辛の麻酔効果でもって痛みが消える、とされています。

 

生薬の寒熱の性質をみると、

細辛→温性
防風→微温性

甘草→平

升麻→微寒性
竜胆→寒性

でバランスがとれており、寒熱によらず使えます。

 

立効散の「立」には、

すぐさま、たちまち、直ちに、即座に、というような意味があります。

鎮痛剤として即効性を期待する処方です。

ただし、これはあくまでも対症療法です。

虫歯の痛みなどは、根本的治療が必要ですので

歯医者さんに行きましょう。

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